チロリアンジャケット特集|チロル地方の伝統が生んだボイルドウールの魅力
■ チロリアンジャケットとは
アルプス山脈に広がる”チロル地方(Tirol)”で生まれた伝統衣装「チロリアンジャケット」。
元々は寒冷な山岳地帯で暮らす人々のための実用服でしたが、
その機能性と美しいディテールが評価され、
今ではヨーロッパを代表するウールウェアとして知られています。
なかでも、オーストリアのチロル地方で発展した
”ボイルドウール(Boiled Wool/縮絨ウール)”を用いたタイプは、
「軽くて暖かく、風を通さない」理想的なウール素材として
高く評価されています。
VERSでも毎年入荷している
ボイルドウールのチロリアンジャケットをご紹介します。
■ ボイルドウールとは? その歴史と魅力
ボイルドウールは、ウールを熱湯と摩擦によって縮絨させた生地。
繊維を密に絡ませることでフェルト状に変化し
優れた保温性と防風性を生み出します。
チロル地方の厳しい気候に合わせて改良が進み、
19世紀後半には現在のチロリアンジャケットの原型が完成。
以降、実用と装飾の両面を兼ね備えた代表的ウール素材として広く定着しています。
[ ボイルドウールの主な特徴 ]
・高密度で防風・防寒性が高い
・一般的なウールジャケットより軽量で動きやすい
・型崩れしにくく、経年変化が美しい
・天然ウールゆえに通気性・吸湿性にも優れる
つまり、アルプスの厳しい自然環境で育まれた
「機能的かつサステナブルな伝統素材」なのです。
■ オーストリアの2ブランド:GEIGER & Arber Strickmoden
● GEIGER(ガイガー)
1906年にオーストリアのチロル地方で創業した老舗ブランド。
今回入荷したチャコールグレーとオリーブグリーンの2カラーは、
GEIGERの伝統とモダンデザインが融合した象徴的なモデル。
ブランド刻印入りのメタルコインボタンや、
無駄のないノーカラー仕様が印象的で、
どちらも上品かつ現代のスタイルに自然に溶け込みます。
● Arber Strickmoden(アーバー・シュトリックモーデン)
同じくオーストリア・チロル地方を拠点とするニットメーカー。
主にチロリアンテイスト(オーストリアやドイツ南部などのアルプス山岳地方の伝統的なスタイル)の衣類を製造・販売しているブランド
今回の入荷モデルは80〜90年代頃のヴィンテージで、
オリーブグリーンのボイルドウールに伝統的なメタルコインボタンを備えたクラシックデザイン。
控えめな装飾の中に、チロルの職人技と温もりを感じさせます。
■ スタイリングの提案
・タートルネック×スラックスで、ユーロトラッドな冬の装いに。
・デニムやミリタリーパンツと合わせ、クラシックと無骨さをミックス。
・ノーカラー仕様を活かして、コートのインナーとしても活躍。
軽く、暖かく、上品。
どのスタイルにも自然に馴染むボイルドウールジャケットは、
「一枚でも、重ねても絵になる」ヨーロッパの機能美そのものです。
ぜひ、店頭ならびにオンラインストアにてご覧下さい。
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